空いてしまった心の穴に入り込んだ彼。息子がなついてしまったのは、家庭のある野球の先生。奪い去りたい心の葛藤・・・

空いてしまった心の穴に入り込んだ彼。息子がなついてしまったのは、家庭のある野球の先生。奪い去りたい心の葛藤・・・

気がつくと、私の中に彼の居場所が。

今日も私は、Nさんのために夕食を作り、彼と息子の帰りを待っています。

彼は息子の通っている「子供野球会」の先生です。

2年前に夫が突然の交通事故で亡くなった後、私も息子も大きな暗い穴が開いたようになって、食事をしても味さえ感じず、TVを見ても笑うことも忘れてしまった毎日を過ごしていました。

息子の学校の先生から、彼に笑顔がもどらないことを心配され、町内会の「子供野球会」を紹介されました。

真っ白なユニホームに身を包み、広場を駆け回るようになってから、9歳の息子はやっと精気を取り戻したように、イキイキし、私も笑顔を取り戻し、少しずつ、夫のいない毎日にも、それなりに慣れていきました。

息子が元気になったのは、野球だけではなく、指導してくれたNさんのおかげだと分かったのは、しばらくしてからでした。

日曜日、観戦しに足を運ぶと、息子の後ろにはNさんがぴったりとついてヒットを飛ばした後など、オーバーなほど息子のクリクリ頭をなでて激励してくださっていました。息子もNさんに抱き着いて喜んでいました。

その後、Nさんが私の家に通うようになるのに、あまり時間はかかりませんでした。

遠くから通う児童のため、Nさんがワゴン車で送ってくれるのですが、私の家が一番離れているので最後になり、挨拶に寄られた時、息子が一緒にお風呂に入ろうとNさんにせがんだのです。

唐突でしたが、真夏の炎天下、ビッショリ汗でぬれたユニホームをみて、思わず私も「シャワーでも・・」とすすめました。

その時の息子の嬉しそうな顔は、忘れられません。
浴室からはふたりのはしゃぐ笑い声が響いてきて、私はしばらく忘れていた「幸せ」という言葉を思いだしました。

Nさんと囲む夕食は楽しく、毎日曜日、私達親子はすっかりこの幸せに慣れ、Nさんの好意に甘えてきてしまいました。

Nさんと私の間にはいつも息子の存在があり、ふたりきりでのプライベートな会話すらありませんが、もう私はNさんなしでのこれからが考えられなくなっていきました。

あまりにもNさんになついてしまった息子のことも、どうしていいかわかりません。

 

 

Counselor's Advice

よみがえった家族的なぬくもり

メールを読ませて頂いて、お二人は自然な流れで出会い、いわば必然の結果として、今があるように感じました。

誰が悪いのでもなく、みんな善意のうえで、でも現実は取り返しのつかない方に進んでいきそうで、恐くなりました。

貴女とNさんはふたりだけのプライベートな会話を交わしたことはないようですが、恋愛感情があることは、メールの文面だけでもはっきりわかります。
そしてNさんも、今や息子さんだけのために、通ってきているわけではないようです。

 

問題は、Nさんが、既婚者でお子さんがおられるとのこと。

Nさんの奥様は、日曜日の夫の行動を知っておられるのでしょうか?
厳しいようですが、相手の奥様の立場にたてば、おふたりの行動は節度を越えています。

Nさんが貴女達と過ごしておられる時間、Nさんの家庭には夫も父も不在だということ。

貴女はこのことをどこまで自覚しておられるのでしょうか?
Nさんはご自分の家庭の団欒より、貴女の家に家庭の温もりを求めてしまったのでしょうか?

もっと以前からすでにNさんは、自分の家族内が不仲の状態だったのか、離婚される気がおありだったのでしょうか?

 

 

後ろめたさの正体は。

 

Nさんが、ただの息子さんの野球のコーチであれば、貴女は不安も苦しさも感じなくてすんだはずです。

貴女は、もう自分の中にNさんに対するはっきりした恋情を自覚しておられます。

 

たしかに人生のパートナーを突然なくした苦しみは、想像を超えたものでしょう。

 

幸いご主人の交通事故の保険金も慰謝料も入手できたそうで、生活には困らなくても、大きく開いた暗い闇を埋める手段はそんなに簡単には見つかりません。

期せずして、そこにNさんは元のご主人の椅子にいつのまのか夢のようにはまりこんでしまった。

ただ、貴女が恋しかったのは、必要としていたのは、夫であり、息子の父だったはずです。
Nさんを夫の椅子に座らせるには、無理があることは貴女自身、最初から分かっていたはずですね。

意図的な思いはなかったにせよ、ここまできて、貴女は自分のこれからを決断しなければならないと思われたのでしょう。

このままずっと、今のままで続いていくはずはないのですから。

 

 

まず、自立すること。

では、具体的にどうすれば、この重苦しい不安から逃れられるのでしょう。

まず、貴女は自分の「立ち位置」をしっかり自覚することです。

貴女自身は女であるより母としての立場を優先的に考えることだと思います。

夫が亡くなっても、貴女には息子さんがおられます。
今は小さくても、この年頃の記憶は大人が思うより、しっかり心に残るものです。

 

特に男の子にとって、母親の存在は一生を司るほど、偉大であり、影響を与えるものです。そして、小さくても、母親を思いやる心も、すでに十分育っています。

貴女の態度ひとつで、息子さんも自分が置かれた立場をうけいれるはずです。

Nさんにはすでに家庭があり、自分と同じような女の子がいることを伝えて、あくまでNさんは、「子供野球会」の頼りになる先生であることを、強調させましょう。

 

Nさん自身も、今のような付き合いをしていることを、実はすでに後ろめたく思われているのではないでしょうか?

もし、今のような状況がこのまま続けば、Nさんの家族はどうなるのでしょう?
毎日曜日、帰りが遅い夫に奥様や子供は、すでになんらかの疑問を抱き始めていてもおかしくありません。

 

大人同士の問題で、子供を巻き添えにすることは、一生子供の心に傷を残すことになります。

 

恋愛はNさんと貴女ふたりの問題ですが、万一離婚となるとそれはあくまでNさんと奥様との間の問題です。
Nさんが自分で考え、決断することですから、貴女が直接そのことに関係することではありません。

また、どうか貴女自身が、Nさんを奪いたいなどと考えることだけはやめて下さい。

貴女自身、事故で突然大切なご主人を奪われてしまった、苦しみや悲しみは痛いほどご存知なはずです。

 

Nさんは、これまでも夕食後はそのまま帰宅されておられるようなので、涼しくなってきたこれからは、玄関で息子を迎え、お風呂や食事を共にしないようになさればいかがでしょう。

Nさんも、そのことの意味ははっきりわかるはずです。

おふたりに、体の関係も感情のこもった言葉のやりとりも、何もなかったということは、かえって無くて良かったかなと思います。

Nさんも、貴女も、息子さんのことを大事に思い、なにより愛しておられます。
息子さんも、しっかりとお二人の思いやりは受け止めるはずです。

そして、Nさんがもし本当に貴女を選ばれるなら、キチンと今の家庭とけじめをつけて、何時の日か貴女の前に現れるかもしれません。

その時の貴女の事情がどのように変化していようが、貴女が人生のパートナーはNさんしかいないと思い続けておられたのなら、その時からが、おふたりのスタートとなるはずです。

 

でも今は、それからの話は別の出来事として考えましょう。

 

私は、精神的にも、経済的にも、女性は自立して頂きたいと強く願います。

そのためには、貴女自身も、仕事をもつことをお勧めします。

夫のいなくなった空間はそんなに安易に埋めれませんが、違った意味で何かに一生懸命になることで、自らが充実し、拓けていく道もあると思います。
社会のなかで、色々な人と出会い、経験することで、学ぶことも多いと思います。

 

何といってもまず、貴女自身が息子さんのためにも笑顔を取り戻すことです。
そのきっかけを、Nさんは作ってくれたのです。

貴女が元気で、イキイキすることで、息子さんも運命を乗り越えていく手段を掴むと信じています。

Nさんの出現は、つかの間の出来事かもしれませんが、生きるうえで、笑顔のかけがえのなさを教えてくれたのだと思ってください。

ライタープロフィール
占い師 朱龍
占い師 朱龍
人には聞こえない音・人声を見聞きし不思議な出来事を数多く経験する中で陰陽道・密教などを学ぶことにより感性を研ぎ澄ませてきた先生です。
過去にうけた心の傷やトラウマに寄り添いながら、大きな愛で相談者を包み込み、知らないうちに凝り固まってしまった心を優しく解きほぐしていきます。
ひとつひとつ丹念に難問の糸を解き、心のバランスを組み立てなおし、相談者の魂の本質へと近づける環境づくりを致します。
一緒に辛い過去を乗り越えていきましょう。

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