恋愛の心理とLGBTの心理は密接な関係がある~「自分らしさ」の追求~

恋愛の心理とLGBTの心理は密接な関係がある~「自分らしさ」の追求~

category LGBT

【「自分らしさ」を知ることが恋愛にはとても大切】

 

ボクは、LGBT専門のカウンセラーとして6年、何百人という方のカウンセリングをさせていただいてきました。

ほかにコーチングやキャリアコンサルタントとしての支援もさせていただいています。

なぜボクがコーチングやキャリアコンサルタントといった心理に関わることをやっているかというと、実は10年ほど前にうつ病を患っていた時期がありました。

10代のころから自分が同性愛者であるということを認識していながら、実はそのことをちゃんと受容できていなかったのですが…

それがうつ病を発症する原因の一つであったということをうつ病になってから知りました。

 

うつ病を克服しようと思い人間の心理を学び始めたのですが、人間の心理を学ぶということは、ボクにとって自分と真正面から向き合うことでした。

 

心理を学び、自分と真正面から向き合うことで、ボクは「自分が同性愛者であるということを受容していない」といううつ病になった原因を知ることができ、結果うつ病を克服することができました。

LGBTを受け入れていくことは、単に自分の性的対象が男性に向いていることを知るということだけではなく、自分そのものと向き合うことだということを知った済まなかったわけです。

 

さて、自分がLGBTであることを受容できたのは良かったのですが、今度は社会的な「普通」と呼ばれるものに対するものの見方を知る必要がありました。

自分がどのようなカテゴリーに属し、「普通」と呼ばれる人たちとどのような折り合いをつけ、何を表現し、何を隠し、何をわかってもらい、何を貫くか…

LGBTが生きにくい現在の社会的環境の中で当事者のボクが生きていくには、や一般的なものの考え方を理解したり抗っていったりするべきかを考えないと、きっと生きにくいまま。

 

他人に合わせるばかりでも、自分の主張ばかりでもLGBTとストレートの溝は埋まらない。

ボクはお互いが共生できる社会で生きていきたい。

だから理解し、声を上げて行こうと思ったんです。

一般的な「多数(マジョリティ)」と呼ばれる人たちを理解し、自分との違いを知ることで何が「自分らしさ」なのかを知ることができました。

「自分らしさ」というものを知ると、今度は「自分らしさ」を保つために自分なりの生き方や処世術を見つけることができるようになります。

しかしながら、人との違いを受け止めていくということは、「みんなと違う」自分を受け入れていかなくてはなりません。

 

それまで「みんなと違う」ことに悩んできたボクにとって、それを認めることはとても受け入れがたいものでした。

ですがこの、「人と違う自分」を受け入れていく作業は、本当はLGBT以外の方たちにもとても有効なことなんです。

「自分」にしかない魅力を知り、相手に表現できるようになりますので、自分にしかない個性を相手にアピールすることができます。

そして自分なりの自分らしい生き方やビジョンを持っていることは、将来幸せな家庭を持つことや理想の人生設計をする上でとても重要な役割を持っています。

「自分らしい」生き方は、自分しかたどり着かない幸せをつかむ方法を知る生き方だからです。

 

 

 

 

【恋愛相手の表面的な価値を求めていないか】

 

 

「自分らしさ」を見つけていく、というのは、LGBTのカウンセリングにかかわらず、一般的に悩みを持つ人と関わる際に、ボクがとても大事にしている点です。

 

自分が何を望んで何を幸せだと感じるかをわかっていなければ、幸せな人生を送ることはできません。

「自分らしく」…つまり、自分に正直に生きていくことは、実はいちばん楽に生きていくコツでもあると思っています。

なぜなら、自分に正直に生きることは「不要なものを選ばない」ことに他なりません。

恋愛においても、自分が望むものを知らなければ理想のパートナーがどんな人なのか見当もつきませんし、自分が苦しくなってしまうようなパートナーを選んでしまう可能性もあります。

 

外見や社会的地位、収入など、目に見える快楽や裕福さを手に入れることが、自分の望みであると思っている方は多いのではないでしょうか?

実は、本当に自分が望んでいることは、成育歴や家族からの影響を受けながら、本来の自分の性格と複雑に絡み合って、意識している表層とは別に形成されていきます。

本当の望みの多くは、表面上の裕福や快楽ではなく、もっと無意識の奥のほうにある、「愛されたい」とか「認められたい」といった欲求で、それは幸福感を左右するものです。

なので、表面的なことは二の次に考えておいたほうが、表面的な欲求に振り回されることなく本当に自分が望んでいることにつながりやすくなります。

 

つまり自分に正直に生きて、本当に自分が望んでいることを知ることが、幸せにたどり着く近道というわけです。

 

 

【LGBTの話は恋愛にヒントを与えてくれる】

 

 

「自分らしさ」を知っていくこと、本当の自分が何を求めているかを知っていくことは自分が何に幸せを感じるかに繋がることですので、これが恋愛にいちばん必要だとボクが感じていることです。

 

実はこの「自分」を知っていくという作業に、LGBTの方たちは常に向かい合っています。

LGBTの方たちは「普通」になれないことを常に悩み、受け入れたり闘ったり迎合したり、さまざまな努力をしているんです。

LGBTの方たちの「普通とは、自分とは」に悩む気持ちを考えてみることは、あなたが恋愛するうえで「自分らしさ」を知り、「自分の幸せとは?」を知っていくことにとても役立ちます。

 

みなさんも、自分が人とちょっと違っていることを受け入れたり、闘ったり、周りに合わせたり、譲歩したり、そんな作業を日常的に、そして無意識的にしていると思います。

大切なのは、その作業を無視したり、見ないようにしたり、気づいてないふりをしたりしないで、目を向けて「なぜ私はそんなことをしているのだろう?」と考えていくことなんです。

 

この作業は、人と違う自分を受け入れていく大切な作業です。

無意識にしているこの作業に目を向けると、自分が何を望んでいるかが見つけやすくなります。

なぜなら、それは自分の望んでいることに反応している無意識の部分だから。

 

無意識はいつでも、あなたの本当の望みに正直に働いているんです。

 

LGBTの方のいろんな悩みやエピソードを知っていくと、「ここは共感できる」「ここは抵抗を感じる」といった自分の感情に気づくことがたくさんあると思います。

おそらく多くの「共感」は「マジョリティ(多数派)」に違和感を感じる「マイノリティ(少数派)」な部分。

多くの「抵抗」は「マイノリティ」に違和感を感じる「マジョリティ」な部分。

これらを知っていくことで、あなたなりの「自分らしさ」というものが見えてくると思いますよ。

 

 

 

【まとめ】

幸せな恋愛をすることと、LGBTの方々が抱える悩みには共通点があります。

 

それは「自分らしく生きることとは?」を考えていくこと。

そして、「自分らしさ」を追求することは、人と自分の違いに見ないふりをしないこと。

 

幸せな恋愛は誰かの定義した「幸せ」を追いかけることではなく、自分が「幸せ」だと感じられることを求めていく中にしかありません。

簡単なことではありませんが、他人との違いに目を向け、人と違う自分を受け入れていく作業は、あなたを幸せな恋愛に導いてくれます。

 

あなたも自分だけの幸せに気づいてみてくださいね!

ライタープロフィール
豆腐
豆腐
マイノリティのパイオニア「豆腐」です。

LGBTのためのカウンセリングをしています。
NPO法人コアカウンセリング支援協会認定1級コア心理カウンセラー・同認定コアインストラクター・国家資格キャリアコンサルタント・コーチングスクエア認定ライフコーチ。

こちらでは、心理学的視点から、発信をしていきます。

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