失敗しない結婚相手の選び方(後編)

前編の続きになりますので、前編が未だの方は先にお読みください。
前編では結婚相手の選び方を間違えると結婚しても離婚になってしまうこと、結婚5年以内の離婚は、3組に1組であることなど記しました。

後編では、あなたの結婚が3組に1組にならないように失敗しない結婚相手の選び方をまとめていきたいと思います。

5.結婚したら幸せになれると思うのは間違い(人生は山あり谷あり)
6.幸せな結婚は築くもの
7.結婚で一番大事なこと
8.性格が合わないは全てを含む


5.結婚したら幸せになれると思うのは間違い(人生は山あり谷あり)

 

単刀直入に質問します。
あなたは何故、結婚したいですか?



まさか、「幸せになりたいから。」と、思っていないですよね?

あなたの周りの既婚者の方を思い出してみてください。
幸せそうな方は、何割くらいですか?

夫の不満しか言わない女性とか、妻以外の女性と交際している男性など、周りにいませんか?
結婚したい理由が「幸せになりたい」と思って結婚すると幸せじゃないと感じた時、そういう言動になるのです。


6.幸せな結婚は築くもの

 

結婚する理由は、「病める時も 健やかなる時も富める時も 貧しき時も愛し 敬い 慈しむ…」そうです。結婚式で誓うあの言葉が表現している通りです。

この先、どのような人生が待っているのかは、誰にも解らない。解らないけど共に人生を歩いていくことを決めて誓います。ひとりでは乗り越えられないことでも互いに励まし合うことで乗り越えられる。嬉しいことがあった時も共に喜び分かち合うことで幸せが膨らむ。

もちろん、両親や兄弟・友達とだってできます。
それを内容によってその都度、相手が変わるのではなく、ずっと同じ相手。
人生のパートナーとすることに価値があるのです。

共に人生を重ね成長していく。
そうすることで、あなたの中の愛がより深くなっていくのです。

 





それを言葉にするならば“魂の共鳴”です。
魂が共鳴すればする程、愛が深くなっていくのです。

あなたの中の“愛を育てる”ことが結婚する理由です。


7.結婚で一番大事なこと

 

ひとくちに“愛”といっても色々あります。
自己愛・恋愛・友愛・母性愛・父性愛・親子愛・兄弟愛・人類愛・慈愛・博愛など、まだまだ色々あります。

それほど多くの愛を全て育てていけるのが結婚生活なのです。

結婚相手は、あなたの中の愛を育てることができる“魂が共鳴”する相手をパートナーに選べるかどうか?これに尽きるのですが、どうしたら“魂が共鳴”できる相手だとわかるのでしょうか?

それは、何事も“ちゃんと話し合える”相手であることです。
“ちゃんと話し合える”って実はできそうでできないこと。

よく似ている相手だと、相手が何を考えているのか?どう感じているのか?何を思っているのか?わかった気になって尋ねない。察したつもりでいる。

全く違う場合も同じなのですが、察したつもりでも確認しないと本当にそうなのかどうかわかりません。もしかしたら、あなたが察したことと違うことを考えているのかもしれないし、違うことを感じているかもしれない。また、違うことを思っているかもしれない。



あなたの考えや感覚、思いはあなたの経験と経験から得た知恵、その出来事をどのような学びの機会にしたかによってつくられています。それと同じようにパートナーの考えや感覚、思いもパートナーの経験と経験から得た知恵、その出来事をどのような学びの機会にしたかによってつくられています。

察したつもりでいたら実は、全然違っていたとするならば、先に進んだ時大きな溝ができてしまいます。だから、どんな些細なことでも“ちゃんと話し合える”相手と結婚することが一番大事です。
それは毎日の会話、くだらないと思えることも会話にして楽しいと思える関係性を何時までも続けることです。


8.性格が合わないは全てを含む

 

“ちゃんと話し合える”関係性を築けなかった夫婦が“性格が合わない”と離婚するのだと考えます。

例えば、子供の教育方針。育った家庭が違うふたりですから、ぴったり合うことはごく稀です。だから、これについて夫婦で話し合うことは、よくしていると思います。
では、どこまで話し合っているでしょうか?お互いに納得ができるまで、お互いが全て納得できないにしてもこれなら良いと思える結論が出るまで話し合っているでしょうか?

「もう、喧嘩はしたくない」とか、「話し合っても無駄」などと、途中で話し合うことをやめている夫婦が多いのではないかと思います。或いは、子供に委ねて結論とするとか。子供の人生ですから、本人が決めるのは最もなことかもしれませんが、結論とは別でも夫婦での話し合いは最後までしておくべきなのです。



最後までしないことで“しこり”を生みます。そのしこりは、ふたりの溝となり愛を育む邪魔をします。そして、このことを“性格が合わない”と自身を納得させる理由にしていくのです。


いかがでしたか?
あなたは世界でただひとり存在。あなたと同じ考えや感覚、思いの方は、存在しません。
ふたりで人生を歩くということは、違うことを受け入れること。違うことを受け入れることで、あなたの世界が広く大きく深くなり、それがあなたの愛を育むのです。
でも、受け入れることと鵜呑みにすることは違います。ちゃんと話し合えないと本当の意味で受け入れることはできないのです。

どうか結婚は“ちゃんと話し合える”方としてくださいね。
結婚5年以内の離婚者3分の1に入らないように。

ライタープロフィール
神実
神実
恋愛・結婚を通してふたりで生きる意味。この世でふたりが出会った意味・使命がわかるヒントを、また、パートナーに出会えていない方には、パートナー探しのお手伝いになるヒントをお伝えしたいと思っています。

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