“恋”で一番大事なこと…(前編)

恋をするって素晴らしいですよね。
あなたは、恋をした時ってどうなりますか?

胸がドキドキ💓顔はポッポと熱くなり
自分の心も身体もコントロールできなくなったりしますよね?

恋をすると気持ちは相手に向いているように思えますが、実は自分に向いています。
具体的な表現をすると「相手を好きな自分を好きになる」ということです。
この表現に違和感を覚える方もおいでかもしれませんね。
でも、これが“恋”なんです。

 

1.“恋”と“愛”は違う


“恋愛”と“恋”と“愛”をひとくくりにされますが、“恋”と“愛”は違います。

“恋”は、どこまでいっても自分が主体です。
だから、「振り向いて欲しい」とか「気持ちをわかって欲しい」とか相手に求めます。

“愛”は、相手主体です。相手のことを考えて、時には自己犠牲も問わない。相手に自分の存在を明かさず、そっと見守ることもできる。

“恋”した相手に自分の存在を明かさず、そっと見守っていたら両想いになれません。だって、相手はあなたの存在を知らないのですから。少しきつい表現かもしれませんが、“恋”に“愛”は邪魔になります。

時間の経過で“恋”が“愛”に変わることはあります。でも、恋が成就するためには、“愛”が邪魔なのです。それが、“恋愛”という表現に惑わされて恋”に“愛”を持ち出すから上手くいかなくなるのです。



“恋”に“愛”を持ちこむことで、自分を犠牲にして相手を優先させようとする。結果、相手優位の関係になり翻弄され続け、自分が輝くどころか疲れ果ててしまいます。これは、年の差があろうが不倫関係であろうが、関係なくいえることです。

では、“恋”で自己犠牲をするとどうなるか?具体的にみていきましょう。

 

 

2.自己犠牲による“恋”の結末


 a.相手を優先することで我慢が多くなり疲れる
 b.自己犠牲に対し、見返りを求める
 c.相手にとっては余計なおせっかい
 d.都合の良い存在になってしまう




 a.相手を優先することで我慢が多くなり疲れる


 どちらにも都合が良いことならば、相手を優先させていることにはなりません。

相手に好かれたい気持ちが強くて相手のスケジュールとか相手の要望を優先させることは、あなたが何かしら犠牲をはらうことになります。

例えば、相手に合わせて休みを調整してばかりいたら、仕事など何かしら支障をきたすことでしょう。このようにあなたの犠牲の上に成り立っていることが増えるということは、あなたの我慢が増えるということです。

こういう状態が長期化すると、あなたは疲れ果ててしまいます。




  b.自己犠牲に対し、見返りを求める


 「こんなに尽くしているのに。」という感情を抱く自己犠牲は、見返りを求めるようになります。

例えば、相手のスケジュール合わせて休みを調整し、相手が決めた待ち合わせ場所がどんなに遠くてもお金と時間を使って行く。



「私ばかりがこんなに合わせいるのだから、会っている時は愛をささやいて欲しい。もっと愛して欲しい」と愛情を求める気持ちが高まります。

でも、相手にとっては「OKしたのはあなた。無理なら無理と言えばいいこと。」と思っているので、あなたが相手に合わせたことに感謝の気持ちはありません。だから、あなたが望む要望など聞きいれてもらえず、見返りは空振りに終わり虚しさだけが残ります。

 

 c.相手にとっては余計なおせっかい


 相手のためにしたことが、相手にとっては負担だったり迷惑だったりする場合もあります。

例えば、忙しそうだからと頑張ってスケジュール調整して相手に合わせて遠くまで頑張って会いに行ったのに、2時間しか一緒にいられないことがわかりました。

「スケジュール調整して遠くから頑張って会いに来たら喜んでくれると思ったのに2時間だけって、もう少し一緒にいられないの?」とがっかりしたあなたに「今日会いに来てって頼んでないよ。」と迷惑そうにされる。
 
自己犠牲は、時に独りよがりで終わることもあります。



  

d.都合の良い存在になってしまう


 相手にばかり合わせていると、あなたは都合の良い存在になってしまいます。

例えば、スケジュール調整して相手に合わせて遠くまで頑張って会いに行く。せっかくだからと美味しいランチのお店も予約したりして。ところが、相手からは「都合が悪くなったから会えない。」とドタキャンされる始末。

全くあなたの苦労をわかっていない。というか知ろうとしていない。なぜなら、あなたを同等にみていない。都合の良い存在としか思っていないからです。あなたを尊重する気持ちがあるなら、ドタキャンはしません。たとえ1時間でも会えるように工夫するでしょう。


いかがでしたか?今回は、比較的軽い例を掲げました。

自己犠牲がエスカレートしていくと、“相手の為の行動”が“自分の為の行動”のように思えてきます。すると、自分と相手との境がわからなくなっていき、相手への依存心が大きくなります。

それは、借金の肩代わりとか大きな責任が伴うことにもなりかねません。その責任を自分に押し付けられた時、あなたは裏切られた気持ちでいっぱいになることでしょう。

“恋”と“愛”をごちゃまぜにして“自己犠牲”を“愛”だと思い行動したところで、残念ながら相手も自分自身も幸せになれないです。「どうしてやってしまうのだろう」と後悔することにならない素敵な恋をしたいですね。

素敵な恋を引き寄せるポイントを後編にまとめたいと思います。
楽しみにしていてください。

神実

ライタープロフィール
神実
神実
恋愛・結婚を通してふたりで生きる意味。この世でふたりが出会った意味・使命がわかるヒントを、また、パートナーに出会えていない方には、パートナー探しのお手伝いになるヒントをお伝えしたいと思っています。

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