(前篇を読んでいない方は、先に相手を責めたいわけじゃないのに、つい感情的になってし
まう①をお読みください)
前編で、つい男性を責めてしまうシーンについてお伝えしました。
自分には当てはまらないと思っていても、具体的なシーンで考えてみると、「そういえばこういうことあったかな?」と思い当たることもあると思います。
誰しも無意識にしている自身の行動には気が付かないもの。
でも、その無意識の行動は、過去のあなたの経験がもとに作られています。
それは、過去の恋愛経験かもしれませんし、友達関係やご両親との関係で起きた出来事かもしれません。
そこから生まれた価値観や考え方が、色々な出来事に対応する基準となっています。
そしてそれは、あなた自身だけでなく相手の言動にもその基準に当てはめて推測します。
その結果が前編のような例になるのです。
残念ながら、前編のような応対では、仲良くなるどころか関係性が遠くなってしまいます。
“近づきたい・仲良くなりたい”のに、つい相手を責めてしまう。
ただ、“仲良くしたい”だけのはずなのに、何故か相手を責めてしまう。
でも、本当は責めたいわけではないはすなのに。
だから、相手を責める行動を感情的になってしまう自分をコントロールしてコミュニケーションできたら、相手を責めることもなく仲良くできるようになります。
自分をコントロールするために必要なことは、下記の3つです。
1.自分が何故、相手を好き過ぎるのか考えてみる
2.自分の価値観に相手を当てはめていることに気付く
3.自分を愛して大事にする
1.自分が何故、相手を好き過ぎるのか考えてみる
あなたがお相手に惹かれるポイントや理由を考えてみます。
そもそも、そのお相手は、あなたの周りにいる方達と何が違うのでしょうか?
どうして、そんなに好きになったのでしょうか?
好きなところを全て掲げてみてください。できる限りたくさん。少なくとも20以上書き出してみてください。(紙に書いてください)
書き出した魅力のポイントは何か?さらに考えてみます。
そして、それは周りの方達には無い魅力かどうか考えてみます。
周りの方と同じような魅力のはずなのに、周りの方のものとは違う魅力的って何なのか?どこが違うのか?それも考えてみます。
例えば、“笑顔に惹かれる”場合。笑顔の何に魅力を感じているのか?を考えてみます。
そして、周りの方の笑顔とどこが違うの?と自問自答してみます。
彼の笑顔は、輝いて見えるからだとしたら、どうして輝いて見えるの?も考えてみます。
もしかしたら、言葉にできない部分もあるかもしれません。
“どのようなことが言葉にできなかったのか?”それも書き出してください。
書き出し終わったら、改めてゆっくり声に出して読んでみてください。
声は、ご自身が聞こえる大きさであれば小さな声でも構いません。
言語化することで、声に出すことで頭の中が整理され、改めて彼の存在があなたにとってどんな存在なのか知ることができるでしょう。
それは、彼があなたにとってかけがえのない存在であることを再認識する機会かもしれませんし、意外と魅力を感じていないことに気付く機会かもしれません。
“あなたの中の彼”があなたにとってどのような存在なのか知ることができたら、客観的視点でどのような関係性を築いたら良いか?自ずとわかります。
それが、今後の二人の仲を築く指針になります。
2.自分の価値観に相手を当てはめていることに気付く
前編の例を思い出してください。
例えば、SNSで彼が魅力的な女性にコメントしていることが分かった時、「彼は彼女が好きなんだ。」と判断したのは、過去の経験を元にあなたが感じ取ったことなのです。
彼の言葉ではないのです。
仮にあなたが「彼女のこと好きなの?」と尋ね、
彼が「好きだよ。」と答えたとしたら、
あなたは、「やっぱり、彼女が好きなのね?」と悲しくなるでしょう。
実は、これも過去の経験を元にあなたが感じ取ったことなのです。
彼の彼女に対する”好き“は、”LOVE“なのか”LIKE“なのかわかりません。
それを”彼の態度を見ていたら、どちらかわかる。“と、あなたの価値観で観た結果に悲観しているのです。
彼には彼の価値観があります。それは、彼の経験を元に作られた価値観なのであなたの価値観とは違います。
なのに、あなたの価値観に当てはめてしまうと、彼が本当に伝えたかったことが、あなたに伝わっていないことになるのです。
これではコミュニケーションが上手くいくはずありません。
その状態で感情的になって相手を責めてしまっては、さらに関係性が悪くなります。
だから、ちゃんと彼の気持ちを確認して、その上であなたの気持ちも伝えることで良い関係性が生まれるのですが、直接尋ねる勇気が持てない時も、せめてご自身の価値観で判断することだけはやめましょう。
色々な可能性を見出せるようになります。
あなた自身の考え方や価値観に幅ができることも関係性をよくすることに役立つのです。
3.自分を愛して大事にする
実は、これが一番大事です。
究極の愛が“自分を愛する“こと。
意外とできていない方多いのです。
自分を愛すこととは、自身の存在を認めること。
ご自身の良いところも悪いところも認めることです。
全てがあなたなのです。どれひとつ欠けても違う人物になってしまいます。
あなたが“悪いところ”と思っている部分も実は、悪くないのです。
ひとつの個性にすぎません。
その“悪いところ”と思っている部分が“良いところ“として現れる場合もあるのです。
ただ、それを出すタイミングがミスマッチなだけなのです。
上手くタイミングを合わせられるようになったら、ご自身が“悪いところと”思っている部分も“良いところ”になります。
自己愛が高まってくると、このタイミングが合ってきます。
私は、“自分を愛さていないかも?”と思われた方にやって欲しいことがあります。
寝る前に今日1日で“できたこと”を最低5つ思い出してください。
そして、自分を褒めてください。
例えば、「笑顔で挨拶できた。私の笑顔に○○さんの表情も笑顔になっていたよね。凄い。」みたいに。
この例のように、あなたが“できたこと”は、周りに良い影響を与えています。
そういう視点で、今日1日のあなたの行動を思い出してご自身を褒めます。
どんな小さな出来事でも良いです。
“お友達の愚痴を聞いてあげた”とか“コピー機を同僚に譲った”とか“お弁当のおかずをあげた“など。
できれば毎日すると効果が早いです。
自己愛が高まると心に余裕が生まれ、彼の言動に疑念を抱く機会も減りますし、彼以外の周りの方達との関係性も良くなっていきます。
そして何より、あなた自身が今以上に素敵に輝きます。
そう、周りから見られるようになります。
もし、相手を責めたいわけじゃないのに感情的になって責めてしまう方は、試してみてください。
ライタープロフィール
- 恋愛・結婚を通してふたりで生きる意味。この世でふたりが出会った意味・使命がわかるヒントを、また、パートナーに出会えていない方には、パートナー探しのお手伝いになるヒントをお伝えしたいと思っています。
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