あなたは男性の何を、どこを好きになりますか? 顔?性格?仕草?センス? それらもありますが、においはかなり大きな要素では?
ふとした瞬間に「あ、好き」あるいは「うわ、嫌い」と感じる体臭。実は本能的なフィルターにとなっているといいます。
強い子孫を残すためのアンテナ
スイスの大学で、男女数人の学生を対象に行われた実験。男子学生がTシャツを2日間着続け、そのにおいを女子学生がかぎ、好きなにおいを順にあげてもらいました。
すると、免疫に関係する遺伝子の値が離れた男性のものほど、好きと回答する傾向にあったといいます。
新型コロナをはじめとする感染症など、さまざまな疾患に関わる免疫。遺伝子の違いが大きいほど、その2人の間には免疫力の高い子どもが生まれると言われます。逆も然りです。
つまり、強い子孫を残すために、女性に本能的に備わったアンテナがにおいだというわけですね。
お父さんのにおいはNG
女の子が思春期になると、父親のにおいを毛嫌いすることがよくあります。これは、近親相関を本能的に避けるためとも言われます。
前述の実験結果から言えば、最も遺伝子が近い男性だからこそ、嫌なにおいだと感じるということですね。
可愛い娘に「臭い!」と言われるパパはちょっと気の毒ですが、むしろアンテナが正常に機能しているという、喜ばしいことなのです。
一方、女性のにおいに関する同様の実験が行われたとは今のところ聞きませんが、若い女性にある独特の甘いにおいを男性がいいにおいだと感じる傾向はあります。これもまた、子孫繁栄の本能につながっていると言えるでしょう。
本能だけでは生きられない
では、せっかくのアンテナを有効活用し、男性をにおいで選べばいいのでは?そうすれば恋愛はうまくいきやすいのでは?
これについてはそうであるとも、また、そうでないとも言えます。
今この社会で暮らす私たちは、本能だけで生きているわけではありません。しかし、そういう部分を全くなくしてしまったわけではありません。
単に嫌いなにおいの男性とは、生理的にずっと近くにいるのは厳しいでしょう。でも、いいにおいの男性と、動物的本能といったものとは別の部分でうまくいかない可能性があります。ただ少なくとも、相性がいいということは言えるでしょう。
また、体臭だけではなく、シャンプーや整髪料、オーデコロン、衣類の洗剤や柔軟剤などもにおいには関係してきます。
自分の好きなタイプの人が好きなにおいをまとっていたら、ますます好きになってしまいそうですし、逆もあり得るのではないでしょうか。
まとめ
一瞬鼻先をかすめただけで、遥か昔のことをありありと思い出すなど、記憶とも強烈に結びつくのがにおい。それもきっと本能との強い結びつきがあってこそなのでしょう。
わきがや加齢臭はまた別物ですが、汗臭さといったものは、人によって嫌なにおいだったり、そうでもなかったりします。それにはどうやら遺伝子が関係しているようです。
モノやお金、仕事など、多様な要素が複雑に絡み合う現代においては、においのよしあしだけで恋愛がうまくいくとは言えません。でもいいにおいと感じる男性は遺伝子レベルでの相性は良い可能性が大きく、相手選びのひとつの参考になるのではと考えられます。
ライタープロフィール
- 積み重ねてきた経験から、失敗もたくさんしながら、見えてきたことがあります。恋に、愛に、悩める皆さまの幸せを心より応援します。
最新の投稿
- love2024.09.17もしかして浮気?その時どうする?
- love2024.07.03「君はひとりで大丈夫」と言わせない、甘え上手になる
- love2024.06.04男性が離したくなくなる! あげまん女子になるために
- love2024.05.08好き?それとも執着? 苦しみから逃れ幸せになる方法
週間ランキング
集計期間:11月15日~11月22日