日本の少子化が加速している。そんな状況を示す結果と併せて、2020年は結婚した人が一気に減ったことも発表されました。そこには、出会いが減って、恋愛がしづらくなったということも大きく関係しているようです。でもこのピンチ、心構え次第でチャンスにもなるようです。
少子化・少婚化が止まらない
厚生労働省が6月4日に発表した人口動態統計によると、2020年に日本国内で誕生した日本人の子供は 84万832人。1899年に統計がスタートして以来、過去最低になったといいます。もともと進んでいた少子化が、コロナの影響もあって一気に加速。カップルが先行きへの不安から妊娠出産を先送りにしたということもありますが、結婚する人が減ったことも統計で明らかになっています。
2020年の婚姻数は52万5490組で、戦後最少。前年からは7万3517組、約12%の減少でした。2019年は令和への改元に合わせて結婚したカップルがいたことでやや婚姻数が上がったこともあり、その反動もあるとのこと。また、時代とともに価値観が変わって、結婚、入籍という形にこだわらないカップルも増えています。色々な要素が絡み合ってくるのでストレートに過去と比較することはできませんが、国としては由々しき事態ととらえているようです。
出会いと恋愛の機会がない
結婚をしない理由にも現在の経済的なことや将来への不安があると思われますが、出会いの機会が思い切り減ったこともかなり大きいようです。
コロナの感染予防で人と人の接触が制限され、食事会や飲み会はおろか、会社へ行くのもままならない中、出会いを望んでもその機会がないわけですから・・・。どうすればいいの?と言いたくなります。
数年前から少子化のスピードをなんとか緩めようと、国や自治体、地域でも適齢期の男女の出会いを作るさまざまな取り組みを行ってきましたが、それもほとんどはストップしている状態です。
活況はアプリ婚活
ただ、そんな状況下で、52万5490組「も」結婚したんだ、とは言えないでしょうか?
数が減ってはいてもする人はしているわけで、なかにはこの状況下で出会って恋愛し、結婚したという人も相当数いるはずです。
リアルな出会いの機会が減った中で、活況なのがネットやアプリによる婚活市場。リモートでつながることへのハードルが低くなったこともあるのでしょう、利用者が急増。アプリ経由で出会って結婚に至る人も増えています。大手で会員の個人情報が一部流出する事件もありましたが、その数を聞いて、そんなに多くの人が登録しているのかと、活況を実感しました。
結婚できる人は何が違うのか
出会いがない、恋愛しづらい時代に、結婚できる人とできない人は何が違うのでしょうか。それは「本気度だ」と言った人がいます。この時代の婚活成功者(男性・32歳)です。
「本気じゃない人は、出会いがない、仕方がないと言って何もしなくなる。でもこんな状況だからこそ、本気で結婚したい人は婚活アプリを活用するなりして動いているから、むしろ本気の相手と出会いやすい」とのこと。
まさにピンチはチャンスの発想。オープンな場で堂々と活動できるのを好機ととらえる、前向きさが重要なのかもしれません。またそれができる人は、仕事も人生も、切り拓いていく力が高いと言えるでしょう。
最後に
以前は寂しさがつきまとった一人ご飯も普通になり、一人で行動するのがむしろ「よし」とされる時代。周りを見てもそんな人が多いし・・・と、一人でいるのがついついラクになってしまっている人も多いのでは。
でももし本当に、恋愛したい、結婚したいと思うなら、そのラクさに慣れてしまうのは危険です。どっち側に行くか、あなたの本気度が問われています。
ライタープロフィール
- 積み重ねてきた経験から、失敗もたくさんしながら、見えてきたことがあります。恋に、愛に、悩める皆さまの幸せを心より応援します。
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