恋愛のきっかけや婚活として急激に広がっているマッチング系のアプリ。せっかくの手段、どんどん活用して行くべきだと考えます。しかしそこで注意しておくべきはそこには少なからず危険因子がまぎれ込んでいるということ。罠にはまったある女性の例から、傾向と対策を見てみましょう。
K香(33歳)の場合
某中小企業の総務課で働くK香は、4年半付き合った同い年の彼と一昨年、別れました。原因は彼の浮気が発覚したこと。相手は彼の部署の2歳下の後輩。このまま結婚するのだろうと考えていただけにそのショックはかなり大きなものでした。
その傷からも少しずつ立ち直り、そろそろ新しい恋をしたい、そして結婚したいと考えているものの、出会いはありません。そこで、友人から何度かデートに至ったという話を聞いたマッチングアプリに登録。コロナ禍ではあるものの、何度かメッセージを交換していた人と実際に会うことになりました。
待ち合わせて食事へ行き、会話も弾み、なかなかいい感じに。「もう一軒どう?」という誘いを受けて、自分ももう少し一緒にいたいと思っていたので、近くのバーへ。お酒は強くも弱くもない方ですが、久々の外飲みだったことと緊張で、酔いが回っていました。最初なのにちょっと飲みすぎたなぁと思っていたら、こう囁かれました。「ねえ、この後まだいいよね?」「え?」
あれ?と違和感を覚えながら、店を出て、着いたのはラブホの前。その時にはかなり酔いが回っていたこともあり、「まあいいか・・・」とそのまま中へ入り、関係を持ってしまいました。
約2時間後に外へ出て、「じゃあまたね」。以来、連絡は途絶えました。やり逃げされた!と気づくも後の祭り。そう彼女、引っかかってしまったのです。
おそらく2軒目で行ったバーはいつも使っている場所で、そこで「戦果(!)」を吹聴しているかもしれません。
実例から見る傾向と対策
彼女の例から考えられる問題は、4つ考えられます。
ヤレる狙いの男が紛れこめるアプリだった
入会方法が簡単なものだと、自分も気軽に登録できる反面、出会い系と本気系の線引きがあいまいになり、既婚男や独身でも身体狙いの男が入り込んでいる可能性が高くなります。独身証明書の提出が必要なところなど、入会基準が厳しいところだと危険度は下がります。
お酒を飲みすぎた
アプリ上でやりとりしている時にそういう男か判断するのは難しく、おそらく不可能と言えるでしょう。会った時に冷静に相手を見られるように、判断力が鈍るお酒は控えめにするべきです。緊張をほぐすのに適度の飲酒はいいのですが、自分のいつもの量よりも少なめでストップできるようにブレーキを。
違和感を見過ごした
危険を察知するアラーム、女の勘を見過ごしてはいけません。あれ?という違和感をちょっとでも覚えた時は、いったん立ち止まって。その先に行くのは特に慎重になるべきです。
身体の関係を持った
絶対やってはいけない、決定的なミスです。ヤレる狙いの男にはまさにしめしめ、思うつぼ。仮にそうではなく、なんとなくそんな感じになったのだとしても、その日に関係を持ってしまうとそういう女なんだと思われてしまいます。もし性欲がわいてきても、グッと我慢を。
まとめ
失恋からやっと立ち直りかけ、マッチングアプリにチャレンジしてみたK香は、まんまと悪い男に引っかかってしまいました。真剣な気持ちをもてあそぶ不届き者は許せませんが、自衛は必要。彼女が不用心だったのも事実です。
出会いの一つの手段として定着しつつあるアプリ。そこから幸せな恋愛、結婚に至っている例も少なくはありません。そこに危険が潜んでいることも意識しつつ、上手に、賢く利用したいものです。
ライタープロフィール
- 積み重ねてきた経験から、失敗もたくさんしながら、見えてきたことがあります。恋に、愛に、悩める皆さまの幸せを心より応援します。
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