パートナーとのちょっとしたトラブルで、仲がこじれてしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか。こうした人間関係のトラブルは、避けたくても避けられないものです。しかし世の中のカップルを拝見していると、喧嘩の少ないカップルと喧嘩の絶えないカップルが存在する事が分かります。何がどう違うのでしょうか。今回はパートナー間とのトラブルの謎を紐解いていきたいと思います。
①問題への解釈は、前向きに
人間関係の問題というものは、問題が原因ではありません。それに対する“協調性”を持ち合わせていなかった、カップル側にあるという事をまずは理解しておく必要があります。つまり、問題の原因は自分側でありパートナー側なのです。なので、問題は自分達を成長させてくれる因子として、前向きに捉えましょう。
②自分は変えられる、パートナーは変えられない
自分に非があれば、認めて謝る意志を持ちましょう。パートナー側に非があれば、問題解決までの協力はしても、あくまでパートナーに解決を任せましょう。いくら非があったとしても、配慮は必要です。何かを強要したり揚げ足をとったりするような、後向きな行動はとらないように気をつけましょう。もしも自分がされたならば、決して気持ちは良くないですよね。
③自己表現は“アサーション”で
アサーションとは、自分と相手の双方を大切にするコミュニケーション方法のことです。どのようなものかというと、自分の感情を理由とともに説明できるようになる自己表現方法です。これが出来るようになれば、感情に飲み込まれずコミュニケーションがとれるようになります。アサーションは心理学に基づいており、アンガーマネジメント(怒りと上手に付き合う方法)として用いられたりもします。
まずは、自分やパートナーが普段からどのようなコミュニケーションをしているのかを知る必要があります。3つのタイプに分かれますので、どこに該当するのかを確認しましょう。
④3つのアサーション・タイプ
1.攻撃型
自分を優先し、パートナーを踏みにじるタイプです。自己表現が得意ですが、周りへの配慮に欠けます。
2.非主張型
自分よりもパートナーを常に優先し、自分を後回しにするタイプです。自己主張が控えめ・苦手です。
3.アサーティブ
自分の気持ちをまず伝え、パートナーの気持ちにも配慮できるタイプです。パートナーと自分両方の気持ちを大事にすることができます。
いかがでしょうか。特に3.アサーティブは、自分の気持ちを正直に表現できてパートナーの意見も大切にする理想的なタイプです。
⑤現状+気持ち+要望を伝える
このような伝え方が出来るためには、まずは自分の気持ちを肯定する事です。そして“現状+気持ち+要望”を伝えられる事が大切になります。
言いまわしの例えとしては
「何も聞いてなかったから、心配した。先に連絡してほしかったな」
「約束と違ったから、がっかりした。理由が聞きたいな」
「会えなくて、辛かった。二人の時間を増やしたいな」
等です。それに加えて、パートナーの話と気持ちへ配慮ができれば、理想的なアサーションが出来ているという事になるでしょう。
まとめ
よく“喧嘩するほど仲がいい”と言われる事があります。ただ、表現が通じ合わなければ分かり合えるものも困難に見舞われることでしょう。アサーションというのは、困難な状況の橋渡しをしてくれるテクニックなのです。マスターすると、パートナーシップが育まれる事は勿論、社会でのコミュニケーションにも役に立ちます。
そして時には、どう話し合っても交渉決別に至ることもあるでしょう。その場合は、仲直りする事だけがハッピーエンドでは無いという事も心得ておく必要があります。そして周囲を気遣うあまり、自分をないがしろにするようなことがあってはいけません。だからといって、パートナーを変えようとしたり、操作しようとしたり、心を傷をつけるようなことはあってもなりません。第一は、あなたがあなたらしくいられるかどうかです。まずは自分を大切にできる、あなた様であってください。
ライタープロフィール
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音楽や心理学や絵を描く事が大好き。
歌って悟れるイラストレーターになりたいな…と思っているいい大人です。
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