「ビッグファイブ」で解明!恋愛上手マインドの正体とは!?

「ビッグファイブ」で解明!恋愛上手マインドの正体とは!?

 皆さんは「あげまん」という言葉をご存知でしょうか。意味としては、男性に幸運をもたらしたり運を向上させる女性を指します。もともとは色街で使われていた隠語だったそうです。そして、1990年に発表された映画『あげまん』(監督・脚本伊丹十三)によって再び世間で使われる言葉となりました。似た意味を持つ言葉としては「良妻」「本命彼女」等があります。
 しかしながら、その逆を意味する「さげまん」「悪妻」「遊び相手」という言葉も存在します。これら二通りの言葉はなぜ世間に認知されるのでしょうか。それは、恋愛や家庭を築く事が得意な方と不得意な方に分かれるからでしょう。
 今回はその謎に迫るべく恋愛上手なマインドの正体を「ビッグファイブ」を用いて解明していこうと思います。

 

 

・「ビッグファイブ」とは

 

 「ビッグファイブ」を簡単に説明すると“学術的な心理テスト”です。研究をするため、一定の人数に対して根拠の調査目的で使用されます。いくつかの質問に回答をする事で、人の性格を5つの要素にまとめ、性格の傾向をつかむというものです。インターネットで検索をすると、誰でも受ける事ができます。

 今回は「ビッグファイブ」の結論からみる、恋愛上手な要素を考えていきたいと思います。

 

・恋愛上手なマインドの要素

 

 カップルの幸福度の調査結果によると、最も相関性があったのは感情の安定性(神経症的傾向の低さ)です。そして、誠実性・協調性の高さもカップルの幸福度と相関していました。

 感情を天気に例えるのであれば、晴天で静かな気候であれば、それは穏やかにのんびりと過ごせるでしょう。逆に吹き荒む嵐の中では、とても長居はできないです。直ぐに、何処かの軒下へ避難したくなりますよね。人間関係も一緒なのです。

 

・恋愛上手になれるための行動

 

 恋愛上手の要素である「協調性」は鍛える事が困難ですが、「感情の安定性」(神経症的傾向が低さ)と「誠実性」については鍛える事ができます。

「感情の安定性」(神経症的傾向の低さ)には、瞑想、有酸素運動があげられます。

 瞑想とは、呼吸と身体の状態に集中することで、頭の中をリラックスさせる方法です。瞑想をすることによって、集中力を高める効果を見込めます。また、洞察力や注意力のアップなど、自己鍛錬の能力が高まることも期待できます。 それらにより、細かな執着を手放し易い脳の状態へと成長する事ができまるのです。
 実践するには、呼吸法が重要となります。瞑想するときは鼻から息を吸って、鼻から息を吐きます。口呼吸はしません。また、身体の隅々まで息を巡らせるイメージを持ち、腹式呼吸で横隔膜を使うようにしましょう。

 有酸素運動とは長時間継続して行える運動を指します。 代表的な有酸素運動として、ウォーキング、ジョギング、ランニング、サイクリング、水泳、エアロビ・ダンスなどが挙げられます。有酸素運動によって幸せホルモンであるセロトニンの分泌を活性化できることも分かっています。 すると、心が落ち着いたり、前向きな気持ちになる効果があります。 また、継続的に運動を行うことにより、満足感や達成感も感じられるようになり、自分を肯定的にとらえることができます。


「誠実性」を高めるには、メタ認知、アサーションがあげられます。

 メタ認知とは心理学用語の一つです。意味は、自分が認知している物事を、もう一人の自分が客観的に認知し、制御できる状態の事を言います。要するに、自分の行動を客観視できる自分がいるか?という事です。メタ認知の高い方は、自身のマネジメントが得意となるだけでなく、次項で述べるコミュニケーション方法のアサーションをも楽にできるようになります。

 アサーションとは、相手への話の伝え方のテクニックを意味します。アサーションとは、自分と相手の双方を大切にするコミュニケーションの方法のことです。具体的には、自分の感情を理由とともに説明できるようになれる自己表現方法です。これは、先程のメタ認知を高めて自身をコントロールできる手段の一つとなりうるのです。

 このような伝え方が出来るためには、まずは自分の気持ちを肯定する事です。そして“現状+気持ち+要望”を伝えられる事が大切になります。
 言いまわしの例えとしては

「何も聞いてなかったから、心配した。先に連絡してほしかったな」

「約束と違ったから、がっかりした。理由が聞きたいな」

「会えなかったから、辛かった。二人の時間を増やしたいな」
 
となります。

 

まとめ

 

 何かにチャレンジするというのは、ワクワクする事もありますが、知識を詰め込み過ぎて心が折れてしまう事もあるでしょう。そんな時は“自分のやってみたい事をやってみよう”というのがチャレンジ精神の真髄に近いのではないでしょうか。
 何事も無理は、続ける事が困難なものです。ただ、少しでもパートナーと楽しく過ごせる未来が想像できたなら、それらは容易なチャレンジとなるでしょう。なりたい自分を想像しながら、ちょっとだけチャレンジ!という気持ちを大切に、毎日を楽しんで過ごしていきたいものです。

ライタープロフィール
ちゃんくま
ちゃんくま
音楽や心理学や絵を描く事が大好き。
歌って悟れるイラストレーターになりたいな…と思っているいい大人です。

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