不幸な女とはもう付き合いたくない」と彼から別れのメール。今までの失恋の傷を埋めてくれた彼なのに。もう一度やり直すことはできないのでしょうか。

不幸な女とはもう付き合いたくない」と彼から別れのメール。今までの失恋の傷を埋めてくれた彼なのに。もう一度やり直すことはできないのでしょうか。

お悩み

優しい恋人だと思っていたのに…

私は好きとなったら、ブレーキがかからないタイプでした。
これまで、自分の想いばかりが強すぎて、多くの失恋を経験してきました。

特に最近別れたばかりの恋人のことを引きずってしまい、
以前から優しかった会社の先輩のKさんに、
相談にのって欲しいともちかけました。

お酒も入っていたので、今までの悲しかった失恋経験を
Kさんに打ち明けるうちに、つのった気持ちが抑えられなくなり、、
居酒屋で泣き崩れてしまいました。

彼は、私をなだめ家までタクシーで送ってくれたのですが、
あまりの寂しさで、そのまま独りになりたくなかった私は
彼を引き留め、体を重ねてしまいました。

その後も、彼は優しいままで、何度か私の家をたずねるようになり、
私達は、まるで恋人のような逢瀬を重ねました。

事実、私はKさんの事を、恋人と思っていました。

ところが、彼に上司からお見合いの話が持ち上がり、
結婚について彼と話すうちに、大ゲンカとなり、
「俺は不幸な女とは付き合いたくないんだ」というメールが・・・

ショックでした。
Kさんが、私をそんな風に見ていたということが・・
想定外に自分を傷付けました。

たしかに自分の全部を知ってもらおうと、今までの恋愛を
すべて彼に話しました。
私を知ったうえで、そのままの私を愛して欲しかったのです。

今でも、会社では先輩としては接してくれていますが、
プライベートで、私の家を訪ねてくれることはなくなりました。

本当に優しく私を愛してくれたKさんと、もう一度
初めからやり直したいのですが、無理なのでしょうか???

 

Counselor's Advice

初めにイメージありき

メールをくださって有難うございます。
貴女と同じようなご相談事は、たくさんあります。

愛する人に本当の自分を全部知ってもらったうえで、
ありのままの自分をうけとめて欲しいということ。

それは決して間違ってはいないと思います。
おつきあいの過程で、お互いに告白というカタチで
お互いの過去を話して、より自分を知って欲しいと願うのは
男女とも、むしろ当然のなりゆきかもしれません。

ただ、それは恋愛のプロセスの間で、相手の反応を見ながら、
タイミングを計りながらというケースです。

さらに、お見合いというカタチでの出会いでは、
これまでの恋愛をうちあけることは、まずありえません。

 

Kさんが、上司の勧めでお見合いをした相手が、卒業後間もない
本当に社会の風を知らない、初々しい女性だったせいもあり、
無意識に、貴女と比較してしまったのでしょう。

Kさんはお見合いの彼女と出会い、ふたりともが全く新しい世界に
同時にスタートできる可能性に、ときめきを覚えてしまったのでしょう。

それはKさん自身が、結婚に何を望むかによって違ってくるので、
男性すべてに共通する一般論では論じられるものではありません。

 

ただ、どんな男性にでも共通することは、将来に「幸せ」を
夢見ることです。

貴女の場合、Kさんとの付き合い時のスタート自体が、
あまりにイレギュラーだったのだと思います。

失恋の痛みなら、同性に打ち明けるべきでしたね。
それとも同性に打ち明けるには、貴女のプライドが
邪魔したのかもしれませんね。

でも、同じ会社の異性の先輩が相手というのも問題だったと思います。
Kさんが、それほど優しく話しやすい人だとしたら、
将来の恋人候補に取っておくべきだったかもしれません。

とにかく、付き合う以前から自分の「不幸だった過去」を
突然ことごとく打ち明けられたら、貴女のイメージはすぐ固定してしまった
といっていかもしれません。

「不幸な女」という言葉が最後にでてきたのは、
初めから「不幸な女」として貴女が彼に近づいたからです。

 

理想と現実

男女は付き合っていくうちに、お互いの魅力に気づいていきます。
そして、自分の知らなかった相手の新しい部分に意外性を見つけ
より深く惹きつけられていくのです。

魅力的な女性のひとつの要因としてあげられるのは、
ミステリアスな女性です。

あの妖艶さは、どこからきているのだろう?
彼女と以前つきあっていたのは、どんな男性だろう?

恋は重ねる程に、恋は女性を磨いてくれます。

それが成就したか、別れとなったかは別問題です。
だから、失恋自体が不幸とは限らないのです。

貴女は失恋と言い切られますが、
つらかったのは貴女だけだったのでしょうか?

恋をなくして相手が傷ついていなかったら、
それは初めから「恋」ではなかったのです。

失恋して、悲しくない人などいません。
でも、どうにか自分に折り合いをつけて、
みんな「今」を生きているのです。

人に相談して、傷が本当に癒えますか?
むしろ貴女のように、あふれる感情をどこに持ち込んでいいのか
戸惑うばかりでしょう。

 

苦しみも悲しみも自分の心の奥深くで、熟成させていってこそ、
全身からかもしだすようなその人の魅力となって
香り立っていくのです。

 

まとめ

貴女の場合、Kさんとの復縁は難しいのではないかと思います。
Kさんとは、恋愛とはまた違った出会いだったような気がします。

もっと包容力と世間を十分に知った大人の男性なら、Kさんのような
態度はとらないかもしれませんが、彼には貴女をどう扱っていいのか
わからないような戸惑いがあります。

男性はほとんどの場合、「幸せ」のオーラを持った人に
惹かれます。

この人と一緒になれば、「幸せ」になれると自分を
思いこませてくれるからです。

でも、相談にのってくれたKさんを決して恨まないようにね。
彼が今まで側にいたからこそ、貴女は立ち直れたのですから。
そのことと、将来も付き合う相手として選ばれなかったというのは
別の話です。

そしてなにより、貴女はもう「不幸な女」というイメージから
自分で脱却しなければなりません。

いままでの恋愛がどうしてうまくいかなかったかを、
もう一度振り返って、同じ轍を二度と踏まないように
自分で努力さえすれば、貴女は本来の輝きを取り戻し
自分本来のオーラで包まれるはずです。

 

自分自身を見直す事。
自分自身を好きになること。
自分自身が幸せのオーラを持たなければ、「幸せ」は訪れませんよ。

ライタープロフィール
占い師 朱龍
占い師 朱龍
人には聞こえない音・人声を見聞きし不思議な出来事を数多く経験する中で陰陽道・密教などを学ぶことにより感性を研ぎ澄ませてきた先生です。
過去にうけた心の傷やトラウマに寄り添いながら、大きな愛で相談者を包み込み、知らないうちに凝り固まってしまった心を優しく解きほぐしていきます。
ひとつひとつ丹念に難問の糸を解き、心のバランスを組み立てなおし、相談者の魂の本質へと近づける環境づくりを致します。
一緒に辛い過去を乗り越えていきましょう。

朱龍先生の占い師プロフィールはこちら

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