結婚したカップルはどこで出会ったの? 婚活中の人や結婚を意識する人にとってはとても気になることです。
11月22日の「いい夫婦の日」に際し、生命保険会社が行っているアンケート調査で、2023年は夫婦の出会いのきっかけは「職場」がトップに。1年以内に結婚した夫婦では「職場」と「マッチングアプリ」が1位タイでした。この結果から、現代の婚活戦略が見えそうです。
コロナ禍を経て職場結婚が復活
明治安田生命が毎年行っている、「いい夫婦の日」に関するアンケート調査。全国の20~79歳の男女既婚者を対象にしたインターネット調査で、計1600人余が回答しています。
明治安田生命「いい夫婦の日」に関するアンケート調査(2023年)より
それによると2023年の結果は、出会いのきっかけは「職場の同僚・先輩・後輩」が最も多く31.2%、続いて「知人・ 友人の紹介」の23.6%、「学校の同級生・先輩・後輩」の12.5%。多くが日常的な出会いから交際・結婚に発展していることがわかりました。
ただし、これは70代までを含む全体の結果です。最近の状況はどうなのでしょうか。
明治安田生命「いい夫婦の日」に関するアンケート調査(2023年)より
1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけを見ると、「マッチングアプリ」「職場の同僚・先輩・後輩」がともに25.0%でトップでした。
職場結婚の割合は、コロナ禍の影響もあってこの数年減少傾向が続き、結婚1~2年目の夫婦では昨年13.3%まで落ち込んだのが、今回ぐんと上昇。復活の兆しが見えたことが注目されました。
新型コロナの5類移行から出社が増え、職場での交流が活発化していることが影響しているのではないかと考えられています。
調査の担当者は「コロナ禍でつながりが少なくなったからこそ、今までの縁を大事にして結婚した人もいると思われ、出会いの王道である職場結婚は今後も増えるのではないか」とコメントしたとのことです。
双璧を成すアプリ婚
定番の職場結婚が復活した一方で、年々増え続けているのがアプリ婚です。
今回の結果からは、職場と同じく4人に1人が 「マッチングアプリ」で出会って結婚していることが明らかになりました。
日常の職場と、非日常的なマッチングアプリ。その両方が結婚につながる出会いになっているということは、とても興味深い結果では。
同じアンケート調査で、婚活で「マッチングアプリ」を利用した人に動機を聞くと、トップは「手軽に出会えるから」「職場に出会いがないから」が同率で46.7%、次いで「好みの相手を選ぶことができるから」が41.7%でした。
両方のチャンスを活かそう
以上のことから、結婚を意識する人は、「職場」など近いところの縁を大切にしながら、「マッチングアプリ」も有効活用するべきといえます。昔ながらの定番と新しいものをうまく使いこなすイメージです。
職場での出会いは状況次第、自分ではどうしようもない面が大きいのですが、それが絶望的、皆無という場合もチャンスの場がある今は、ある意味ラッキーといえるのでは。何せ4分の1はアプリ婚という〝事実〟があるだけに、先端技術によるシステムを出会いのチャンスとして生かす時代が来ています。
ただし一定のリスクを伴うことを理解し、慎重に利用する必要はありますが。
出会った後に大切なのは
ちなみに、出会いがあっても続かなければ結婚には至りません。長く続くためには何が大事なのでしょうか。同じアンケート調査にそのヒントも見えています。
「夫婦円満に必要なこと」を聞いた答えは、「よく会話する」の46.9%がトップ。「夫婦仲が円満」と回答した人の会話時間は平日でも145分ある一方、「夫婦仲が円満でない」人は41分で、100分以上の差だったそうです。また、「夫婦仲が円満でない」人の不満なことは、「思いやりがない」の35.8%がトップでした。
大切なのは会話と思いやり。これはお付き合いの中でも言えることでしょう。参考にしたいものです。
ライタープロフィール
- 積み重ねてきた経験から、失敗もたくさんしながら、見えてきたことがあります。恋に、愛に、悩める皆さまの幸せを心より応援します。
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