違うから楽しい!男性と女性!

 昨今では男女平等やジェンダーフリーが叫ばれる世の中です。しかしながら、「平等」とはどういった意味なのでしょうか。恐らく意味としては、性別以前に人間として社会的な平等性を審議しようという考えや動きの事でしょう。
 ただ一方で、「性差」という言葉があります。これは、人それぞれに身体の個体差があるように、性別による個体差を意味します。例えば同じスポーツ競技の中でも、種目に男女による「区別」があり、体重による「区別」があります。ここで疑問視するべきなのは、実生活でも男女平等を目指す上では「区別」があるべきなのでは?という一つの論点に突き当たります。
 今回は性差・恋愛と分けて、男性と女性との「違い」について、考えていきたいと思います。

 

 

・男女平等と性差

 


元来、男性は狩猟したり労働する事で集団生活を支えてきた歴史があるため、比較的に競争力が高く、身体的な能力や集中力が高い方が多いです。しかし、出産を自身で経験することが無いため、育児や母性については学習しなければ価値観を理解できない可能性があります。
 女性は出産する身体を持っている事から、母性を生まれながら持ちます。また、育児や家事を行う上で集団生活を営んでいった歴史があるため、周りの人々と協調や協力する能力が高い方が多いです。しかし、男性ほどの身体的な能力には及ばないため、これまでは労働力を供給してもらう側にいるケースが多く存在しました。

 

 

・男女平等と恋愛
 

 

“男性を立てる”や“レディーファースト”という言葉があります。共に異性を尊重するという意味ですが、それぞれの行動内容が少し異なるのです。

 “男性をたてる”とは女性が家庭内や公の場で男性の意思決定を尊重する等の精神的な尊重を意味する行為です。これはそもそも、女性側の精神的な裁量の大きさを象徴する行為なのです。男性に意思決定権を尊重する事で、女性側の精神的な裁量の大きさが表れています。要するに、女性は精神性が高い人が多いという事なのでしょう。

 “レディーファースト”とは、女性を身体的に優先し、重い荷物を男性が持つ等の身体的な尊重を意味する行為です。これはそもそも、男性側の身体的・精神的能力の裁量の大きさを象徴する行為です。女性へ身体能力を供給する事で、女性を立てられる裁量の持ち主である事が表れているのです。要するに、男性は身体能力が高く、その人の学習姿勢によっては女性側の精神性にも寄り添えるという事なのでしょう。

 

 

・まとめ
 

男性女性と性質や能力が異なる人々が共存しています。そして同時に「差別」と「区別」をよく履き違える人がいます。「差別」とは、差を決めて優劣を競い合う事を意味します。「区別」とは、互いに違いを認める事を意味します。
 男女平等やジェンダーフリーが言われる今だからこそ「平等」≠「一緒」であって、「平等」=「理解し合う事」と認識できたなら、これからの世の中は風通しが良く、互いが仲の良い関係が築けるのではないでしょうか。もしかすると、互いが当たり前に違いを理解し、尊重できる世の中になれば、「男女平等」なんて言葉自体が古く感じる世の中になるのかもしれません。
 違う事は、素晴らしい事!認め合う事は、もっと素晴らしい事!!補い合う事は、もっともっと素晴らしい事!!!ではないでしょうか?

ライタープロフィール
ちゃんくま
ちゃんくま
音楽や心理学や絵を描く事が大好き。
歌って悟れるイラストレーターになりたいな…と思っているいい大人です。

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