“いつまでも仲良くできる”秘訣について、①で“怒り”を“嫌悪”に変えないことが重要だと書きました。詳細については“いつまでも仲良くできる”秘訣①をお読みください。
今回は、“怒り”を“嫌悪”に変えない方法についてまとめたいと思います。
最近は、“アンガーマネジメント”という言葉も一般化してきています。“アンガーマネジメント”とは、“イライラ”や“怒り”をコントロールする術を身につけること。
それくらい“イライラ”や“怒り”を持っている人が増えているようです。
コロナも手伝って社会での“イライラ”や“怒り”の充満は、戦争時を除けば人類史上最高潮なのかもしれません。それ程のストレス社会で“イライラ”や“怒り”と上手に付き合っていくことが、“怒り”を“嫌悪”に変えないことに繋がっていきます。
情動的に現れる“怒り”を無理やり押さえつけることはできません。それは、熱いやかんに水をかけても湯気になるだけで冷めないのと同じことです。だから、現れた情動の“怒り”と上手にコミュニケーションしていくことが“嫌悪”に移行させない方法なのです。
では、どのように上手に付き合っていったら良いのでしょうか?
1.自分が怒っていることに気付く
一番効果的なのは、自分が怒っていることを自覚することです。
例えば、「そんなに怒らなくても」と、人に言われるとさらに怒りが増しますが、
自分で「そんなに怒らなくても」と、思えたとしたら冷静になっている証なのです。
つまり、その時点でもう既に“怒り”の状態から抜けているのです。
だから、自身で自分が怒っていることに気付くことが一番なのです
2.自分がいる環境を変える
でも、起こっている時は冷静さを欠いているので、自分が怒っていることに気付くことが難しかったりします。そういう時は、水を飲みに行くとかトイレに行くとか自分がいる環境を変えてみることです。
環境を変えることで、徐々に冷静さを取り戻せます。少しゆっくり目に時間をかけて環境を変えると、さらに効果的です。
3.物事を多方面から見る癖を持つ
何かあなたがトラブルと感じることが起こった時、怒りの感情が沸く前の段階の時に自身の立場からだけでなく、相手の立場や第三者の立場で、そのトラブルを見ることができたら、怒りの感情が沸くこともなく終わることが多くなります。これは、怒りを抑えるのではなく怒りが沸かないようになっているので、イライラすることも少なくなっていき、益々夫婦仲が良くなります。
4.怒り原因を取り除く
繰り返し起こる怒りは、何故その出来事から怒りが沸くトラブルが起こるのか?を検証して、問題の解決策が見つかれば、怒りの原因を取り除け、特定の怒りはなくなります。このように多くの怒りを取り除けたならば、ストレスを感じる機会も減り益々夫婦仲が良くなることでしょう。
いかがでしたか?
今回は、ジョン・ゴットマン博士の研究をもとにまとめたので”夫婦”という表現を使いましたが、恋人でもパートナーでも同じです。
或いは、職場や学校といった組織内の人間関係においても怒りはあります。
組織において怒りは、ハラスメントに繋がる危険もありますので、組織全体で気をつけたいですよね。
そう、怒りは自分だけが感じることではありません。
相手が感じることもあるのです。
「もしかして怒っているのかな?まぁいいか。放っておこう。そのうち静まるでしょう。」と相手の怒りを放置するような態度を取っていると、相手の怒りは、嫌悪に変わるかもしれません。
そうならない為にも相手が怒っている時は、相手の怒り原因について考えながら言動していくことも大事ではないでしょうか?
いずれにしても怒りは、発信しても受けても良い気分のものではありません。
怒りになる前に不快レベルの時に意見交換で解決していくことがお互いの成長で、さらにより良い関係性になれ、いつまでも仲良くできると思います。
神実
ライタープロフィール
- 恋愛・結婚を通してふたりで生きる意味。この世でふたりが出会った意味・使命がわかるヒントを、また、パートナーに出会えていない方には、パートナー探しのお手伝いになるヒントをお伝えしたいと思っています。
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