最近、妙に気にかかり、モヤモヤするニュースがあります。それは、いま欧米では、地球環境のために子どもを持たないと決める若者が増えているというニュース。
また、恋愛しないという人も増えているこの世の中、一体どこへ向かうのでしょうか。
以前はなかった考えが若者に
温暖化や資源の枯渇。いますでに、この地球は待ったなしの危機に来ています。その中で子どもを持たないという理由は、大きくは次の2つ。
「人間が1人増えたら、それだけでエネルギーを大量に消費し、資源を使い、地球温暖化を進める二酸化炭素を出し続ける」
「ますます状況が厳しくなって、生きていくのが大変になる世界に、自分の子どもを送り出したくない」
2つ目は、環境のことだけでなく社会に対しても言えることでしょう。
少し前まではちょっとあり得なかったこの考え方。知った時はかなりショックでした。
自然なことのはずなのに
今はそう思っていても、今後、気持ちが変わるかもしれません。しかしそんな風に思う(あるいは思わされる)こと自体、ゆゆしき事態ではないでしょうか。
恋をして、好きな人との間で子どもを持ちたい。これはごく自然な、本能的でもあることのはずだからです。
もちろん、これまでだって子どもを持つ、持たないは自由な選択であるべきでした(そうではなかったけれど)。そして、さまざまな生き方があり、少しずつですがそれが認められてきています(まだまだですが)。
生き方をひとくくりにすることはできないし、そうするのは絶対に嫌ですが、それでも、子どもを持たない理由が「地球環境のため」というのには、大きな違和感を覚えます。
恋愛しない人も増加
子どもを持つ、持たないどころか、恋愛しない人も増えています。
リクルートブライダル総研が全国の20~49歳の未婚男女2,400人を対象に行った「恋愛・結婚調査2019」(インターネット調査、期間:2019年9月12日~14日)では、恋人がいる人の割合は32.1%で、恋人がいない人の割合は67.9%。約7割に恋人がいませんでした。
これについては、恋人のいない人がイメージしていたよりも随分多いと感じました。なお、恋人がいない理由で最も多かったのは「出会いがない」だそう。
これもまた、今いないだけでこれから恋愛する人も相当数いると思われます。
が、「現在、恋人がいない人のうち、恋人が欲しい人の割合は56.2%」だそうで、欲しいと思っていない人が半分近くいるという結果。恋人を欲しいとは思わない理由の最多は「1人の方が気楽だから」だそうです。
ドラマや映画、小説、マンガなど、どんな物語も、恋愛エッセンスなしのものはほとんどなく、恋や愛あってこそでした。それがそもそもいらないというものも出てきていることにも、世相が表れています。
いま思うこと
恋愛する・しない、結婚する・しない、子どもを持つ・持たないといったことを、以前よりは随分と自分の意思で選べるようになってきています。
また、恋愛の形も、ほどよい年齢同士の男女という一律ではなくなってきています。
その一方で、地球環境のためにという、選択の新たな要因が出てきているのが現在です。
これからどうなっていくのかは誰にもわかりません。ただ、外的要因に阻まれることなく、本当に自分がしたいようにできる、無理やガマンをすることなく、それが叶えられる世の中になってほしいと願うばかりです。
ライタープロフィール
- 積み重ねてきた経験から、失敗もたくさんしながら、見えてきたことがあります。恋に、愛に、悩める皆さまの幸せを心より応援します。
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