「風の時代」を「モテ時代」に?!

「風の時代」を「モテ時代」に?!

 

 「風の時代」という言葉をご存知でしょうか?木星と土星の位置関係から昨年の12月末を以て200年程続いた「地の時代」「土の時代」と呼ばれた時代は終わり、新たに「風の時代」という時代に入りました。日本史で遡ると、江戸時代から続いた時代が終わった事を意味します。スピリチュアルに精通していたり、書店によく足を運ぶという方は一度は耳にされた事のある言葉ではないでしょうか。事実、ビジネス書でも関連の書籍が沢山出版されていたり、社会でも働き方の改革が起こる等の構造の変化があります。

 時代の変わり目というものは、価値観が大きく変動するものです。今回は新しい時代の価値観へ考え方を変えるべく、「風の時代」を恋愛的に読み解き、攻略するための対策を熟考していこうと思います。

 

 

・個の時代へ

 

 「風の時代」にモテる人とは、個性的で遊び心のある自己プロデュースのできる人です。
 社会生活や私生活を真面目に生きていく事も大切ですが、それで終わってしまっては勿体無いです。基本的なルールを重んじる事は「地の時代」「土の時代」に大切なテーマでした。これからは、オリジナルの発想力で生きていく事が、それ以上の需要が求められてきます。具体的には、趣味を持っている人や専門分野の造詣が深い人は、これから「モテ時代」の到来となりうるでしょう。
 以上の事から言えるモテる職種とは、アーティスト、デザイナー、クリエイター、ディレクター、エコノミスト、ジャーナリスト、コラムニスト、伝統工芸士、エンジニア、資格職、コンサルティング業等です。
 

・物質主義から精神主義へ

 

「風の時代」にモテる人とは、お金や物への執着よりも、勤勉で誠実性の高さを持ち合わせている人です。
 かつての近代日本では、大正・昭和・平成の時代共に金品や物の所有というのは社会的ステータスの一つでした。しかし、不況が続き、物が沢山無くても生きられる時代が到来しました。そして、少ない物に囲まれて暮らす“ミニマリズム”という考え方が世間に認知されるまでになりました。昨今では、モテる事と物の所有の縁はなくなりつつあります。
 話は変わり、学問や書店業界ではここ10〜20年くらいの間で心理学や哲学や自己啓発系の分野に注目が集まっている事をご存知でしょうか。大学施設では心理学を学べる場所が増えたり、メディアでも心理学を扱う事が増えました。書店でも、心理学や自己啓発系の書籍が扱うコーナーの広さが年々拡大し、扱う商品の種類が増えてきている事からも需要の高さが読み取れます。
 以上の事から言えるモテる職種とは、アスリート、学者、医療従事者、介護福祉職、葬儀関係、カウンセラー、占い師、宗教家、社会活動家、等です。


・社会構造の変化

 

「風の時代」の受け皿である、社会構造のお話です。今後、大きく多様化するでしょう。
 元々日本という場所は、同調圧力の強い土地柄です。過去の時代というのは、少数派の人々であるマイノリティがタブー視されたり、世間への表現方法の難しさが問われる現象が起こりやすい風潮にありました。
 しかし、ここ数年「夫婦別姓」「事実婚」「同性婚」という言葉の認知がされてきています。そして、東京五輪のテーマの一つにも掲げられてらいるように“多様性との調和”という、違いを受け入れる風潮が出てきました。
 以上の事から言える変化とは、恋愛や夫婦の形が様々でも、周りを気にせず自分らしく生きられる土台ができつつあると言えるでしょう。家族に賛成されない・世間に冷ややかに見られる時代は、終わりが見えてきています。胸を張ってパートナーや家族と過ごせる未来に向かい、自分達にできる事を少しずつ行いましょう。

 

・まとめ

 

この時代のキーワードとして“フリーランス”という言葉があります。メディア業界で言うとすれば、芸能人が個人事務所を設立したり、YouTuberというフリーのディレクター・プロデューサー・クリエイターの活躍ぶりでしょう。いずれも、オリジナリティや誠実性が問われる世界です。
 これからの時代では、好きな事を幾つか掘り下げる事で、生活に潤いが出て結果的に恋愛に繋がれば素晴らしいことです。
 今からでも遅くない「風の時代」を、自分史上最高の「モテ時代」に変えてみては!?

ライタープロフィール
ちゃんくま
ちゃんくま
音楽や心理学や絵を描く事が大好き。
歌って悟れるイラストレーターになりたいな…と思っているいい大人です。

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