年下男子との不倫の末 〜友美の場合〜

年下男子との不倫の末 〜友美の場合〜

category 不倫

1、 ある日の出会い♡

 

 

友美は可愛い子供と優しい旦那さまと3人暮らし。

 

1年前の春、子供が幼稚園に入ったのをきっかけに、近くのコンビニでパートとして働き始めました。

 

久しぶりに外で働くことに戸惑いながら、少しでも家計の足しになれば、と、まじめに働く友美。

 

コンビニって思ってたより覚える事がたくさんあって大変なんだなぁ、なんて思いながら、家事とパートを両立させていました。

 

 

そんな友美のパート先のコンビニにも、もちろん学生がたくさんいました。

 

とは言え、真昼間にパートに入る友美が、夜メインにアルバイトに入る学生との接点はあまりなく、たまに、入れ替わりで入る学生と挨拶するくらいでした。

 

 

そんなある日、学校の授業数が少なくなり始めた大学三年のタカシが週1で友美と同じシフトに入る事になったのです。

 

 

「よろしくお願いしまーす!タカシです!」

 

「あ、あ、こちらこそお願いします。

 

おー、若い!若いしなかなかイケメンね♡

 

この出会いが、、後々大変な事になるとは思ってもみなかった。

 

それは、友美32歳の初夏のことでした。

 

 

 

2、えー、本当に!本当にそんな事思ってる?

 

 

タカシと週1回、同じシフトに入るようになって3か月。

最初は何を話したら良いかもわからず、

 

「レジお願いしまーす!」

 

とか必要な会話しかなった2人でしたが、だんだんと慣れてきて、お客さんが少ない時間なんかは、ちょっとした会話もできるように。

 

イケメンだし、かなり茶髪のタカシなので、とてもチャラそうに見えるのですが、話してみると意外と真面目で就職も真剣に考えていました。

 

 

そんなある日

 

「友美さんって可愛いですよねー」

 

ん??

今、何て言った??

耳を疑う友美、でも、それ以降、会う度にタカシの口から、そんな耳を疑うような言葉がどんどんと

出てくるのです。

 

 

「友美さん可愛いし、年上なんて思えないなぁ。

「 旦那さんが羨ましいな。

「俺も友美さんみたいな人と結婚したいなぁ。

 

おいおいおい、私をおちょくってんのか?

と、思う気持ちと同時にどこかに忘れてた感情が芽生えてくるのでした。

 

それは、「トキメキ♡」

 

それからはタカシと同じシフトに入る日が楽しみで仕方なくなってしまった友美なのでした。

 

 

 

3、トキメキの日々

 

 

季節が冬になり街のイルミネーションがキラキラしてくると共に、友美の心にも光がさして来たように感じました。

 

 

会うたび口説き文句がエスカレートしてくるタカシ。

 

いよいよ、友美もその気になってしまったのです。

 

とは言え、子供が幼稚園から帰る前に家に戻らないといけない友美、なかなか2人きりで会う時間なんてなく、バイト先のコンビニのバックヤードでこっそりとじゃれ合う程度。

 

でも、友美の心はすっかり10歳以上年下のタカシの虜に!

 

家に帰ってからもタカシとのLINEのやりとりをする様になりましたが、流石に旦那さまが帰ってからはLINEはしないように気をつけていました。

 

 

が、若く勢いのある大学生のタカシ。

 

次第に友美にちょっとした無理を言うようになって来たのです。

 

 

「ちょっと出てこれる?」

 

自分が夜のシフトの時に友美をコンビニまで誘い出したり、夜中にLINEを送って来たり。

 

 

旦那の帰宅後、何とか誤魔化しながら、

 

「あー、卵無くなっちゃったわー」

 

とか何とか言ったりして、コンビニまで会いに行ったりする事も。

 

さすがに夜中のLINEは困るので、寝る前は携帯をオフにして対処していました。

 

 

そして。

その日は来たのだ。

 

 

12月24日の夜のこと。

 

バイトに入っていたタカシから、

 

「今日、9時にバイト終わるけど、その頃コンビニまでこれる?」

 

えー、どうしよう。

困ったなぁ。

 

 

けど、クリスマスだから、会いたい♡

 

 

旦那さまはもう帰宅後でしたが、また、パンでも買いに行けばいいか!と、コンビニまで出かけました。

 

 

「すぐに帰るねー。

パン買って来まーす!」

 

 

 

4、私が馬鹿だったのね( ; ; )

 

 

コンビニの駐車場の隅で、バイト上がりのタカシと密会していた友美。

 

 

「会えて嬉しいけど、早く帰らなきゃ。

ごめんね。」

 

「呼び出してごめんね。

けど。

やっぱり、クリスマスだし、友美の顔どおしても見たくて」

 

 

なんて、やりとり中のこと。

 

 

「何してんの?パンはどうしたの?」

 

 

え???

 

そこに立っていたのは友美の旦那さま。

 

 

声をかけて来たのが友美の旦那だと認識したタカシは、ダッシュでその場から逃げました!!!

 

嘘!!え、ちょっと待ってよ!

と、心の中で叫ぶ友美。

 

 

駐車場に残ったのは、友美と旦那さまだけ。

 

 

 

まとめ

 

その頃を振り返る友美さん。

 

「私、浮かれてました。

「自分で言うのも何なんですが、若い頃はモテたんですよ。

けど、結婚してからは、そんな浮かれた気持ちにもならなかったし、子連れで歩く私をまさか誘ってくる人なんていないし、それが普通だと思ってました。

それに最近老けたかな?なんて思ってた頃だったので、まさか、大学生の子から声を掛けられるなんて、、思ってもなかった。

 

けど、そんな事があると、私ってまだまだイケてるんじゃないか?とか、思うようになってしまって。」

 

「 もしかしたらタカシじゃなくても誰でも良かったのかも。

ただ、女性として見てくれる人がいて、嬉しかった。

それだけだったと今は思います。」

 

 

ご主人は、いくらコンビニとは言い、なんだか夜出かけ始めた友美さんをおかしいと思ってたんでしょうね。

 

タカシ君とはキスまでしかしてなかったそうですが、「何も無かった」と話して、ご主人には許してもらったそうですよ。

 

心の広いご主人で良かったですよね。

 

 

 

今は、そのコンビニはやめて、スーパーでパートをしているそうです。

 

 

年下男子との恋愛。

 

憧れますか?

 

不倫じゃなければ良いんですけどね。

ライタープロフィール
うさぴょこ
うさぴょこ
日々のストレスをペットのうさぎに求めてしまう
アラフィフのおばさんです。
ある日、占星術に魅力され、占いに興味を持ち
ますが、奥が深く、未だ勉強の日々。
この度、ひょんなことからライターの仕事をする事になりました。未熟ですが、よろしくお願いします( •̀ .̫ •́ )✧

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