ソウルメイトという言葉を占いの世界ではよく聞きます。
スピリチュアル界では常識のように使われている言葉ですね。
しかし、その反面で意味をよくわかっていない人もいます。
現世で親しくなった人、気の合う人、運命だと感じた人、精神的にマッチングしている人、そうした漠然とした意味で捉えている人も多いです。
しかし、厳密にいえばそうではありません。
それでは、ソウルメイトとは何のでしょうか?
【根本的なものは転生論】
簡単に言うと、魂の伴侶です。
転生説の宗教は何処にでもあります。
宗教というとキリスト教のように死んだら天国に逝くか地獄に落ちるかという極端な宗教が一般的だと思われがちです。
しかし、神道や仏教もさながら世間の多くの宗教が転生説を唱えています。
転生説上で、前世と深い繋がりがあって現世に転生した者同士、家族や恋人など親和な関係にあった人が現世で出会って恋をすると現世でも幸せな人生を送れます。
魂は循環しており、死んでもその人生に必ず意味がある。
誰でもそれは考えることです。
ならば、それを実現してくれるのがこの世界なのではないでしょうか?
【ソウルメイトの歴史】
ソウルメイトを最初に唱えたのは1772年から1834年まで生きた詩人であり批評家であり哲学者でもあったサミュエル・テイラー・コールリッジであると言われています。
女性に手紙を出し、以下のような内容で書きました。
「結婚生活の中で幸福になって不幸を避けるためには、家族や配偶者のような『ソウルメイト』を持たなければなりません」
その後も転生説によるソウルメイトの研究が続き、ある心霊治療家は、
「全人類は繰り返す転生の中で片割れを探しており、霊的成長や霊的進化を達成して負債であるカルマを返済すると、ソウルメイトと出会うことができる」
という説も唱えています。
日本でソウルメイトを広めたのは、津城寛文です。
前世でこの言葉を信じると、ソウルメイトである恋人と出会いやすくなり、男女関係で前世の魂との繋がりができやすいとされています。
魂の成長などでソウルメイトとの出会いの確率が上がるとする宗教家もいます。
ただ、基本的には前世との繋がりを探す旅という意味合いで繋がっています。
【現代社会におけるソウルメイトの価値観】
ソウルメイトの価値観は欧米文化では一般的なものです。
20歳から29歳の独身を対象としたアメリカの調査で、自分のソウルメイトを探して努力することを信じるロマンティック・ラブというソウルメイトを94%信じています。
ヨーロッパでも同じ傾向があります。
ソウルメイトは、キリスト教にも影響を与えています。
西洋文学やエンターテイメントフィクションでもよく取り上げられており、ハリウッド作品にもよく出てきています。
西洋では常識の知識なのですね。
【まとめ】
ソウルメイトは歴史ある文化的なものであり、恋に悩む心を助けてくれる女性の助けになります。
是非とも、ソウルメイトについて深く掘り下げて知識を得るべきです。
ライタープロフィール
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コラムを拝見して戴いてありがとうございます。斎京誠と申します。
恋愛というものは、なかなか合理的に行きません。
私は合理主義者なので、そこをなんとか合理的なルールを見つけようと努力してきました。
恋愛に正解はないので、私の出した「答え」は間違っていると言えます。
しかし、「答え」ではなく、考え出した「選択肢の内の一つ」は間違っていないと確信しております。
是非とも、私の生きてきた葛藤が、皆様のお役に立てればと思っております。
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